テーマ:中国語

大山潔訳注『【戯曲】駱駝祥子』

 大山潔訳注『【戯曲】駱駝祥子』(東方書店、2015年3月10日)。大山氏より恵送を賜る。  「駱駝祥子」は言わずと知れた老舎の名作。本書は梅阡氏による舞台用脚本の訳注である。本書の特徴は何と言っても、北京語の音声をとことん追求している点にある。中国語本文には全てピンインが付されているが、実際の発音にそった綴りになっている。そのため「…
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NHKラジオ語学番組キャプチャツール

高梨IT製作所の「NHKラジオ語学番組キャプチャツール 」というソフトをダウンロードして使ってみた。すばらしい!!NHKでは前週の放送分をサイト上で自由に聞けるようにしているが、わざわざパソコンの前で聞くのに煩わしさがあった。この「NHKラジオ語学番組キャプチャツール 」、はクリック一つで一週間分をMP3ファイルに変換して保存してくれる…
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『中古音のはなし-概説と論考』

中村雅之著『中古音のはなし-概説と論考』(古代文字資料館、2007年10月31日発行)。漢語音韻史の要である中古音についての概説と論考である。第一部の概説篇は著者が長い間富山大学で使用していたテキスト「音韻学入門-中古音篇」の新版、第二部は専門的な論考からなる。収録論文は「中古音重紐の音韻論的解釈をめぐって」「古代反切の口唱法」「同字省…
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『佐藤進教授還暦記念中国語学論集』

『佐藤進教授還暦記念中国語学論集』(同論集刊行会編、好文出版、2007年4月12日発行、3800円)。佐藤進氏(二松学舎大学大学院)の60歳の誕生日に刊行されたもの。佐藤氏の母校である、消えゆく東京都立大学へのオマージュというべき論集である。執筆者は都立大中文の出身者(太田斎氏、古屋昭弘氏、吉池孝一氏など)のほか、佐藤氏と交流のあった岩…
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NHK教育テレビ「とっさの中国語」

4月からの新番組として、NHK教育テレビで「とっさの中国語」という番組が始まるらしい。放送は本放送が毎週月曜日23:25 - 23:30、再放送が毎週土曜日18:55 - 19:00、再々放送が毎週日曜日 8:55 - 9:00 。出演スタッフはテレビ中国語会話でおなじみの陳淑梅と谷原章介と盧思で、それに加えて福原愛も出演予定とか。番組…
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NHKラジオ中国語講座応用編「陳凱歌の世界」

知人から、今やっているラジオ中国語講座応用編が面白い、という情報を得たので、今日遅ればせながら聞いてみた。担当は刈間文俊氏で、「インタビューと自伝で味わう 陳凱歌の世界」というタイトルになっている。確かに面白い。有名な映画監督である陳凱歌のインタビューを中心とした構成だが、何より彼の中国語が非常に明瞭な発音である。刈間氏の解説も簡潔にし…
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漢語音韻史入門--近世音篇(10)

9.音韻資料の扱い方 漢語に限らず、全ての言語資料において、三つの性質が含まれている可能性を考慮すべきである。その1は、同時代性。例えば、18世紀の資料であれば、18世紀の言語状況が反映される。その2は、伝統継承性。たとえ18世紀の資料でも、17世紀や16世紀あるいはそれ以前の状況が反映されることがある。このようなことは過去に影響力の…
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Au Konbini

毎週木曜の夜に「拝啓、父上様」という倉本聰脚本のドラマをやっている。主演は一昨年の「優しい時間」でも倉本ドラマに出ていた、最近売出し中の二宮和也だ。彼が一目惚れする女性がちょっと変わっている。黒木メイサ扮するこの娘は、フランス語しか話さない。フランスに行ってパティシエの修行をしようと、まじめにフランス語を勉強しており、月水金はフランス語…
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岡田英弘『中国文明の歴史』

岡田英弘著『中国文明の歴史』(講談社現代新書、2004年12月10日発行、740円)。1983年に『民族の世界史5 漢民族と中国社会』(橋本萬太郎編、山川出版社)の中の一章として書かれたものを、増補改訂したもの。「中国」という概念がいかにして作られたかを、諸民族の対立と統合から説く。古来の中華思想的中国観を粉砕する、かなりアクの強い概説…
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漢語音韻史入門--近世音篇(4)[第2稿]

3.m韻尾のn韻尾への合流 近世音は/-m/韻尾の有無によって、前期と後期に分けることができる。13~14世紀のパスパ文字やペルシャ文字、あるいはウイグル文字による漢語語彙表記では中古音同様の/-m/韻尾が確認できるが、16世紀前半の『老乞大』『朴通事』(いわゆる「翻訳老乞大・朴通事」)のハングル表音ではすでに/-n/韻尾に合流してい…
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漢語音韻史入門--近世音篇(7)[初稿]

6.明代対音資料の性格 明代の重要な対音資料として次の三種がある。 (1)14世紀後半の『華夷訳語(甲種)』と『元朝秘史』におけるモンゴル語の漢字音訳。 (2)16世紀前半の崔世珍による『翻訳老乞大』『翻訳朴通事』のハングル対音。 (3)16世紀末から17世紀前半の宣教師たちによるローマ字資料(リッチ Matteo Ricci …
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漢語音韻史入門--近世音篇(6)[初稿]

5.元代における果摂一等字の主母音 現代北京語では「哥」「可」「何」など果摂一等韻に属する音節の主母音は/-ə/であるが、元明清の対音資料では「-o」で記すものが多い。すなわち、元代のパスパ文字資料、明代のローマ字資料、そして清代のいくつかの満洲文字資料では、いずれも果摂一等字の主母音を「-o」としている。中古音では後舌広母…
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漢語音韻史入門--近世音篇(5)[初稿]

4.尖団の区別 後期近世音の重要なトピックの一つに「尖団の区別」というものがある。これはピンインの「j」「q」「x」で表記される音が、明代以前には2系列の異なる音声であったのが、清代中期以降にその区別を失って合流したものである。その2系列のうち一方を「尖音」、他方を「団音」という。伝統的な韻図の枠組みで言えば、「尖音」が「歯音」、そ…
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『中国語リスニングチェック』

徐迎新・竹島毅著『中国語リスニングチェック--「聞く」から「効く」へ』(駿河台出版社、2005.9.15発行、2300円)。中級用の中国語教材。リスニング教材でありながら、会話ではなく、文章を用いているところが面白い。12~13行からなるエッセーが45本収められ、それぞれ内容チェックの4択問題が5問づつ付いている。本文と設問の音声がCD…
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漢語音韻史入門--近世音篇(2)[第2稿]

1.入声韻尾の消滅 漢語の音節は大別すれば「声母+韻母」、細別すれば「声母+介音+主母音+韻尾」に分類できる。これに声調が音節全体にかかる。/kuan/ならば、声母が/k/、介音が/u/、主母音が/a/、韻尾が/n/ということになる。主母音以外はゼロ要素になることもある。/kan/では介音がゼロ、/kua/では韻尾がゼロである。「韻尾…
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漢語音韻史入門--近世音篇(3)

2.近世音の声調 中古音では「平声」「上声」「去声」「入声」の4種の声調があると認識されていた。この4種はその後の多くの韻書でもそのまま(形式上)踏襲されることが多かったが、元の周徳清『中原音韻』に至って、「陰平声」「陽平声」「上声」「去声」の4種に改められた。入声がその韻尾を失って他の声調に分属しただけでなく、平声が陰と陽の2類に分…
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漢語音韻史入門--近世音篇(1)

本稿は漢語音韻史の基本的な問題のうち、近世音に関わる部分について概説するものである。漢語音韻学の基本概念については、すでにPDFファイルで公開している『音韻学入門--中古音篇』で詳しく述べてあるので、興味のある方はそちらを参照されたい。(Webサイト古代文字資料館の単刊から入って下さい) この近世音篇ではもっぱら近世音(10世紀から19…
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『小点心』

陳淑梅著『小点心』(NHK出版、2005.7.15発行、850円)。2004年度NHKテレビ中国語講座テキストに載せた中国語エッセーをまとめたもの。日中の文化を比較した軽妙なエッセーで、文章も読みやすい。和訳もあり。中国で日本語を専攻した著者だが、中国語で区別のない「かゆい」と「くすぐったい」の区別がなかなか飲み込めなかったという。ある…
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